ブログ「燃料は好奇心」

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子供のように好奇心を持ち続ける男が綴るよもやま話。
山下政治の感性のアンテナがさまざまなものをキャッチします。

コロナ禍の海外フライト

2020.08.28

今年初めての海外出張をした。
ずっと新型コロナの影響で国内も含めフライトは控えていたのだが日本で諸々の申請手続きのため7月15日にフライトした。

数々の人から海外からの到着にあたりどんな状況なのかまたニューヨークへ戻った時の空港での状況を知らせて欲しいという要望がありここにレポートします。

出国前に日本入国の状況はインターネットで調査しておいた。リストアップされている諸外国からの日本へ入国は規制がある。米国もそのリストに入っている。入国後は公共の交通機関が使えないとのことで空港からは家族や知人に車で迎えにきてもらうかハイヤーを準備すると言う指示がありフライト前までにハイヤーの手配をしておいた。

JFK空港はほとんどのショップは開店しておらずターミナルのラウンジも閉鎖中だった。Delta航空はMilion Milerなのでラウンジにて寛げるしJALもサファイヤのステータスを持っているのでラウンジが使用できるのだがラウンジが閉鎖しているので$20のクーポンをもらって飲み物でも飲んで出発まで寛いで下さいということだった。でもバーやレストランは閉店中なので役に立たず。

機内はほぼ空席。これだと航空会社は利益がでないのではないかと心配するくらいだった。
機内では厚生労働省からの書類を渡されそれにもれなく記入する。
飛行機が羽田空港へ到着しシートベルト着用ランプが消えたが機内アナウンスがあり検疫準備のため指示があるまで機内で待機となった。時間は計っていないので正確ではないがゲートに到着後30〜40分くらい待機していたような感じだった。
ドアが開いてターミナルへ向かうと誘導員がいてそこで一列に並ばされて待合室へ誘導される。出発ゲートの一つを待合室として使用しているようだった。同じフライトの乗客が全て待合室に入ると検疫員が検疫の手順を説明する。PCR検査を行うのだが結果に3〜5日かかるようでそれまでに連絡がなければ陰性との判断という説明があった。説明が終わるとPCR検査となるのだが1つ前に到着した乗客のPCR検査がまだ終了していないのか待合室でまた待たされる。この間に厚生労働省からの書類審査も行われる。この待合室で45分くらい待たされたような気がするが同じく時間は計っていないので正確ではない。
やがて準備ができたようでPCR検査を受けに検査場へ行く。PCR検査は4ブース(だったと思う)で行っているがそこでも少し待たされる。PCR検査は綿棒を鼻の奥に挿入してウイルスを採取するのだがくしゃみが出そうになった。
PCR検査が終わるとまた別の待機場で検疫員が書類の確認を行い自宅待機の人はそこからバッゲージクレームへ行き荷物を引き取り税関を通って空港外に出られるのである。日本に自宅がある人はいいのだが外国人旅行者や出張者は指定ホテル等あるいは空港内で待機するらしい。待機といってもPCR検査の結果待ちだけでなく入国から14日間の隔離期間も含まれるので空港内待機の人はどうするんだろうという懸念があった。でもPCR検査が終わり検疫員が書類確認する場所には広間があってそこに何人か外国人がいたのだが14日間もそこに居座るのかとな〜?人ごととは言え心配してしまう。

ここまでは非常に管理されどこかへ逃げ込む隙は全くない。やはり日本の空港は厳しく水際対策をしっかりしていると関心した。のだが、一旦空港外に出ると公共交通機関の使用禁止とのことだがだ〜れも監視していないので普通に京急エアポート線に乗って帰宅できてしまう環境である。ボクはハイヤーを予約しているからそれに乗って帰宅したがハイヤー代金は15,000円である。タクシーのおよそ2倍。京急エアポート線で帰れば500円だ。14,500円あれば豪華なお寿司を食べてもお釣りが来るぞ。

帰宅して3日後にPCR検査の結果の連絡があった。説明会では連絡がなければ陰性とのことがったのでちょっとびっくりしたが陰性のお知らせだったので一安心。14日間は自宅で自主隔離しました。時差ぼけもあり昼寝してしまい起きたら夜9時を回っていたりして食事も面倒になりそのついでに3日間断食したら体調万全となりました。

さて日本滞在も終えニューヨークへ戻りましたがJFKエアポートではどんなコロナセレモニーが待っているのかと期待していたけれど、、、な〜んにも無し。いつもの通り普通に入国審査と通関通って空港を出ました。TOKYOとNEW YORKのこの差って何なのかね?
TOKYOはマスク着用やアクリルボードで不便はあるものの居酒屋とかお食事所は普通に開店しているけどNEW YORKはいまだにレストランやバーは室内での飲食は禁止されている。贔屓にしているNEW YORKのお寿司屋さんも3月17日から休業中である。こんなにもまだ厳しい街の状況にも関わらず空港は何の水際対策なしだもんね。

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