山下政治経済研究所

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チャイナウイルスによりグローバリズムの終焉

2020.04.12

令和2年2月に「チャイナ肺炎」というテーマで投稿したが、トランプ米大統領は公の場で今回のウイルス騒動を「チャイナウイルス」と言った。今後は山下政治経済研究所もチャイナウイルスということにした。

令和2年4月11日時点で世界は鎖国状態である。
鎖国とは江戸幕府が、外国人の来航、及び日本人の出入国を禁止し、貿易を管理・統制・制限した対外政策であり、ならびに、そこから生まれた日本の孤立状態。とウィキペディアに記されている。貿易の管理・統制・制限はしていないが世界が孤立した状態であることは間違えない。
鎖国は1639年に始まり1854年の日米和親条約締結までの215年間続いたが、鎖国が終わってから166年後に世界中が鎖国状態になることは誰も予想し得なかったことだ。

グローバリゼーション、グローバル化、グローバルな人材、グローバル市場、グローバル企業などなどグローバルという言葉はたくさんある。グローバルとはGlobeを形容したことばで地球とか地球儀のことである。世界は一つとか我ら地球人なども同類だ。これらの思想をグローバイリズムと言っている。
グローバリズムといえばカッコイイように聞こえるがコミュニズムである。そう、共産主義なのだ。かつての脅威であったソビエト連邦の思想だ。ソビエトは自国領土を拡大し膨大なエリアをソビエトとした。ソビエトの崩壊後はたくさんの国に分かれソビエトは消滅した。今その脅威はチャイナにある。チャイナはチベット、新疆ウィグル、内モンゴル、満州を自国としているが言葉も民族も歴史も風習も全く異なる独立国である。

今回のチャイナウイルス事件で世界は様変わりするのではないかと考える。
安い労働力を求めて世界中の製造会社がチャイナに投資した。みんな欲の皮がつっぱってお金儲けのためのみにチャイナの安い労働力に投資したわけだ。しかしチャイナウイルスによりチャイナでは工場は閉鎖されてしまい、世界中の生産がストップした。
SARS、鳥インフルエンザ、豚コレラ、チャイナウイルス、これらの疫病は全てチャイナ発症だ。このような地域ではもはや安定した製造はできないと世界は判断しただろう。今後チャイナは世界のサプライチェーンから外されることになると思う。加えて今やチャイナの労働賃金は安くはない。チャイナへ投資する理由は無くなったのである。
米国トランプ大統領はチャイナに持っていかれた雇用を取り戻す、と政策を模索している。チャイナとの相互依存が大きくなりすぎたため、世界中の経済がストップしてしまった。

もちろんグローバリズム的な経済は無くなることはないが大幅に縮小され、世界の大国は可能な限り自国での生産をしていくであろう。その中で日本は何でも製造でき、出来上がったモノはすべて最高品質である。日本は内需だけでも十分経済が動く国だ。共産党独裁のチャイナとは手を切り、グローバリズムの終焉とともにこれから世界各国は自国の文化、風習、特色を生かし、グローバリズムからナショナリズムへ移行することであろう。
そしてその時にチャイナ発の戦争にならなければいいのだが、、、

 

令和弐年4月11日

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